大学の履修とは?登録と単位修得の違い・落単を防ぐ時間割作成術
大学の履修とは?登録と単位修得の違い・落単を防ぐ時間割作成術について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。
ネット上の情報や先輩からのアドバイスには、一部誤解を招く俗説が存在します。代表的な2つの盲点を解説します。
誤解1:「取れるだけ登録して、ダメそうな科目は放置すればいい」
インターネット上の掲示板などで「とりあえず上限まで入れて、難しければ行かなければいい」という書き込みを見かけますが、これは極めて危険なアドバイスです。
文部科学省が導入を義務付けている履修上限(CAP制)は、1年間に履修登録できる単位数に制限を設けることで、1科目あたりの学修時間(予習・復習)を十分に確保させる制度です。多くの大学で半期20〜24単位程度が上限となっています。
講義に出席せず放置した場合、成績評価は容赦なく「F(不合格)」や「D(不可)」となります。これが次に解説するGPAを著しく引き下げます。
GPA計算方法と「履修取り消し」の活用
大学の成績評価で広く用いられるGPA(Grade Point Average)は、以下の計算式で算出されます。
GPA = Σ(各科目の単位数 × その科目のGP) ÷ 履修登録した総単位数
※一般的なGP(グレードポイント):S(4点)、A(3点)、B(2点)、C(1点)、不合格/F(0点)
放置して不合格(0点)になった科目は、分母の登録総単位数には加算される一方で、分子は0点となるため、全体の平均点を大きく引き下げます。近年の就職活動における成績証明書提出や、人気ゼミの選考、大学院進学の推薦基準において、GPAの低さは決定的な不利に働きます。
講義についていけないと判断した場合は、各大学が学期初頭(通常4月下旬や10月下旬)に設定している「履修取り消し制度」を必ず利用してください。期日内に手続きを行えば、その科目は「履修そのものをしなかった扱い」となり、不合格評価が成績記録に残らず、GPA低下を防ぐことができます。