氷食症を放っておくとどうなる?重度貧血のサインと受診すべき診療科

氷食症を放っておくとどうなる?重度貧血のサインと受診すべき診療科について見逃せない ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

ネット上の健康相談掲示板やSNSでは、氷食症に苦しむ当事者の切実な告白が日常的に投稿されています。 「製氷皿2枚分の氷を毎晩食べ尽くさないと落ち着かない」 「水筒いっぱいに氷を詰めて職場に持参し、同僚に隠れて奥歯で砕いていた」 「冬場に暖房をガンガンにかけながら、ガタガタ震えて氷をかじる異常事態から抜け出せない」 こうした声からも明らかなように、当事者は決して「好きで食べている」わけではありません。衝動を自制できない強い強迫感に苛まれています。 さらに深刻なのが、歯科医療の現場で目撃される凄惨な実態です。歯科医師への取材によると、氷食症患者の口腔内には特有の荒廃パターンが観察されます。特に奥歯(大臼歯)には、氷を噛み砕く際にかかる数十キログラムもの衝撃によって網目状のヒビが走り、知覚過敏が重症化します。充填したレジンやセラミック冠が繰り返し破折し、最終的には健康だった天然歯を丸ごと失う事態が日常的に起きているのです。

妊娠中に氷食症を放置する破壊的影響

特に見逃せないのが、妊娠中の女性に生じる影響です。妊娠後期は胎児の急激な成長と胎盤形成に伴い、母体の血漿量が増加して循環血液が薄まるため、生理的な鉄欠乏性貧血に陥りやすい時期です。 氷食症を「妊娠中のつわりや偏食の残り」と自己判断して放置すると、母体には分娩時出血量の増加や産後うつのリスクが跳ね上がります。それだけでなく、胎児への酸素供給不全から低出生体重児や早産、胎児機能不全を招く危険性があります。妊婦検診の採血で貧血を指摘されていなくとも、製氷機の氷を頻繁に欲するようになった段階で、ただちに主治医へ申告しなければなりません。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest