キーエンス創業者滝崎武光の総資産と現在|驚異の高収益を築いた哲学
キーエンス創業者滝崎武光の総資産と現在|驚異の高収益を築いた哲学に関する主要なデータを詳しく解説いたします。
華々しい数字ばかりが注目される滝崎武光氏ですが、その歩みは決して順風満帆なエリートコースではありませんでした。最終学歴は兵庫県立尼崎工業高等学校卒業。大学へは進学せず、若くして実社会へと飛び込んだ叩き上げの技術者・起業家です。
高校卒業後はプラント設備や機械関連の会社で実践的な技術とビジネスの基礎を学び、20代半ばで最初の会社を起業します。しかし、取引先の倒産や資金ショートのあおりを受けて事業はあえなく頓挫。その後、再起を図って立ち上げた2社目の事業も資金繰りの悪化により倒産に追い込まれるという、筆舌に尽くしがたい苦杯を舐めました。
この「2度の倒産」という極限の失敗体験こそが、滝崎氏のビジネス観を劇的に変える決定打となりました。「他社と同じものを作っていては価格競争に巻き込まれて潰れる」「工場を持つと固定費に殺される」「下請けや代理店任せでは顧客の真の課題が見えない」――。骨身に染みた教訓をすべて注ぎ込み、1974年に前身となる「リード電機株式会社」を設立、1986年に社名を「Key of Science(科学の鍵)」を由来とする現在の「キーエンス」へと変更しました。