年間休日110日はしんどい?甘えではない理由と疲労が抜けない実態
年間休日110日はしんどい?甘えではない理由と疲労が抜けない実態について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。
企業の労働環境を評価する上で、年間休日数は給与額と同じくらい重要な指標です。厚生労働省が公表した「就労条件総合調査」の最新動向によると、日本国内の労働者1人平均年間休日総数は約115.6日、企業規模1,000人以上の大企業では平均120日以上が一般的な水準となっています。
労働基準法における法定休日(週1日、または4週4日以上)および法定労働時間(週40時間)から逆算される労働基準法上の年間休日最低ラインは、1日8時間労働の場合で「105日」です。つまり、年間休日110日は法律違反ではないものの、国が定める最低基準にわずか5日上乗せされただけの「下位ランクの労働環境」に位置しています。
年間休日110日と一般的なホワイト企業の基準とされる120日の違いを、具体的な数値データで比較してみましょう。
年間で10日間の休日差があるということは、実質的に毎年2週間分の長期休暇をまるごと没収されているのと同義です。20代の頃は体力でカバーできたとしても、30代、40代と年齢を重ねるにつれて、この「年10日の差」は健康状態や家族関係に決定的な歪みをもたらします。