ボタン電池の入れ方はどっちが上?プラスマイナス見分け方と安全な交換法

ボタン電池の入れ方はどっちが上?プラスマイナス見分け方と安全な交換法についての疑問解決ガイドをお届けします。

一口に「ボタン電池」と総称されますが、実際には薄く平べったい「コイン形リチウム電池」と、厚みのある「ボタン形アルカリ・酸化銀電池」は、化学構造も動作電圧も全く異なります。市場で流通頻度が高い4つの代表規格について、仕様と注意点をまとめました。

規格・型番詳細仕様・公称電圧一般的な用途・機器編集部の見解・交換時の注意点CR2032
(コイン形リチウム電池)直径20.0mm / 厚さ3.2mm
公称電圧:3.0V自動車スマートキー、PCマザーボード、電子体温計、キッチンタイマー最も普及している規格。厚さ違いのCR2025やCR2016とは厚みが異なるため、接触不良や端子破損を避けるため代用は原則厳禁です。LR44
(アルカリボタン電池)直径11.6mm / 厚さ5.4mm
公称電圧:1.5V小型玩具、レーザーポインター、ペンライト、簡易電卓複数個を直列装填するケースが多く、1個でも向きを逆にすると破裂・液漏れの危険性が跳ね上がります。入れ替え時は全数同時交換が鉄則です。SR626SW
(酸化銀電池)直径6.8mm / 厚さ2.6mm
公称電圧:1.55Vアナログ腕時計、精密医療機器、高性能測定器放電末期まで電圧降下が極めて少ない特性を持ちます。類似寸法の安価なアルカリ型(LR系)を入れると動作不良を起こす場合があります。PR41
(空気亜鉛電池)直径7.9mm / 厚さ3.6mm
公称電圧:1.4V補聴器、集音器空気中の酸素を取り込んで発電するため、使用直前に表面の絶縁シールを剥がし、約1分間酸素に馴染ませてからセットする特殊な作法が必要です。

一般呼称として混同されがちですが、コイン電池とボタン電池の違いはJIS(日本産業規格)上でも明確に区分されています。形状のアスペクト比において、直径が厚みよりはるかに大きく硬貨(コイン)に似た薄型リチウム電池を「コイン形」、直径に対して厚みがあり洋服のボタンに似たアルカリや酸化銀電池を「ボタン形」と呼びます。電圧もリチウム系(CR)は3V、アルカリ系(LR)・酸化銀系(SR)は1.5V〜1.55Vと倍の差があるため、形状が似ているからと無理に互換性のない電池を押し込むことは絶対に避けてください。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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