牡蠣で下痢のみ発症時の正しい対処法|下痢止め厳禁の理由と受診目安
牡蠣で下痢のみ発症時の正しい対処法|下痢止め厳禁の理由と受診目安の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
Q1:牡蠣を食べて下痢だけの場合、ノロウイルスではないと言えますか?
A1:いいえ、断定できません。ノロウイルス感染症でも、感染したウイルスの量や過去の感染歴、個人の免疫状態によっては嘔吐を伴わず、軽度の水様下痢のみで経過する症例が多数存在します。吐き気がないからといって周囲にうつらないわけではないため、手洗いの徹底やトイレの次亜塩素酸ナトリウムによる消毒など、二次感染対策を怠らないようにしてください。
Q2:市販のビオフェルミンなどの整腸剤は、下痢の最中に今すぐ飲んでも問題ないでしょうか?
A2:基本的に問題ありません。ビオフェルミンなどの乳酸菌・酪酸菌製剤は、腸管の自然な運動を麻痺させて毒素を閉じ込める危険がなく、荒れた腸内環境の回復を穏やかに助けます。ただし、整腸剤は強制的に下痢を止める薬ではないため、飲んですぐに便意が消えるわけではありません。無理に止めようとせず、水分を摂りながら排出させることが基本です。
Q3:同居する家族に二次感染させないための具体的なトイレ対策は?
A3:下痢便には大量の病原体が含まれている可能性があります。トイレのフタを必ず閉めてから水を流すことを徹底してください。また、ドアノブ、便座、水洗レバーなどを消毒する際は、一般的なアルコール消毒液ではノロウイルスに効果が薄いため、塩素系漂白剤を薄めた「次亜塩素酸ナトリウム液(約0.02〜0.1%濃度)」を使用し、ペーパータオルで拭き取った後に水拭きを行ってください。
Q4:牡蠣による下痢は何日くらいで治まりますか?仕事への復帰目安は?
A4:単純な消化不良であれば24〜48時間以内に治まることが大半です。ノロウイルスや軽症の細菌性腸炎の場合、下痢のピークは2〜3日で越えますが、腸内環境が完全に元に戻るまでには4〜7日程度を要します。熱や下痢のピークが去れば出勤自体は可能になるケースが多いものの、便中には発症後1〜2週間にわたってウイルスが排泄され続けるため、職場復帰後も入念な手指衛生を継続する必要があります。