中国の日本パクリなぜ終わらぬ?商標侵害の闇と2026年最新の現実

中国の日本パクリなぜ終わらぬ?商標侵害の闇と2026年最新の現実について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

物理的な製品のコピー以上に日本企業へ致命的な打撃を与えているのが、知的財産権の根幹を揺るがす「商標の先取り出願」です。

その最たる象徴が、良品計画が長年争った「無印良品」商標訴訟です。良品計画が中国に進出する以前、中国企業(海南棉田紡織品、後の北京綿田)が第24類(綿布、タオル、ベッドカバー等の日用織物)において「無印良品」の商標を先んじて出願・登録していました。良品計画は商標の無効審判を求め司法の場に持ち込みましたが、中国の最高人民法院(最高裁に相当)は、第24類における中国企業の商標権を認定。結果として、正規のブランドホルダーであるはずの良品計画側が商標権侵害で損害賠償と謝罪広告の掲載を命じられるという、日本中を震撼させる司法判断が下されました。

日本の特許庁(JPO)やジェトロ(日本貿易振興機構)の調査でも明らかなように、中国の商標法は「使用主義(実際にその名前で商売をしている者を優先する)」ではなく、「先願主義(一番最初に出願書を提出した者を優先する)」を厳格に採用しています。

この法律の隙間を突き、日本の人気地名(「さぬきうどん」「あおもり」「夕張」など)や、日本国内でSNSトレンド入りしたばかりの新興アパレル、スイーツ店の名称を片っ端から出願する「商標ブローカー」が組織化されています。彼らの目的は商品を作ることではなく、本家が中国市場へ進出する際に、数千万円から数億円に及ぶ「商標買い取り」や「ライセンス料」を脅し取ることにあるのです。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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