「黒い顔の天使」ヴァレーブラックノーズの正体と国内最新スポット

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だが、その愛らしさに惹かれて安易に飼育できるほど甘い存在ではない。世界中で需要が急増する一方で、希少な血統と健康状態を完璧に維持するためには、並々ならぬ管理体制が必要とされる。

現地スイスに拠点を置く「ヴァレー・ブラックノーズ・シープ・ソサエティ」をはじめとする血統保存団体は、個体ごとの血統登録や厳しい審査基準を設けて管理を行っている。1頭あたり年間数キログラムにも及ぶ重厚な羊毛は、こまめな手入れを怠ると皮膚病の原因になる。また、高山帯特有の体質ゆえに日本の蒸し暑い環境には極めて弱い。愛くるしい姿の陰には、ブリーダーたちの情熱と惜しみない労力が注ぎ込まれているのだ。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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