【緊急取材】富田林の中学校に刃物男が侵入…生徒を護り抜いた現場の緊迫と浮かび上がる教育現場の防犯死角
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事件が発生したのは午前10時すぎ。2時間目の授業が終わりに差し掛かる時間帯だった。校庭に隣接する正門付近から、明らかに異質な歩調で敷地内へ足を踏み入れる男の姿を、用務員の男性が目撃。男の右手には鋭利な刃物が握られていたという。
「すぐにただごとではないと直感した」と教職員の一人は振り返る。学校側はあらかじめ訓練されていた防犯プロトコルを発動。校内放送で暗号化された緊急コードを流し、各教室の施錠とカーテンの遮光を指示した。同時に、男性教諭3名が防犯用具を手に現場へ駆けつけ、距離を保ちながら男の進行を阻止した。
生徒たちは息をひそめて教室の隅に身を寄せた。「先生の叫び声と、外で何かを叩きつけるような音が聞こえて心臓が潰れそうだった」。搬送を免れた生徒の一人は、震える声で当時の恐怖を語る。