ラムゼイハント症候群の初期症状と完治率|激痛・麻痺の真相と後遺症予防
話題沸騰中の ラムゼイハント症候群の初期症状と完治率|激痛・麻痺の真相と後遺症予防について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。
顔の筋肉を司る顔面神経は、脳から頭蓋骨の細いトンネル(顔面神経管)を通って表情筋へと繋がっています。ラムゼイハント症候群の直接的な原因は、幼少期に感染した「水ぼうそう(水痘)」の病原体である水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)です。水ぼうそうが治癒した後も、ウイルスは死滅することなく、頭蓋骨の深部にある「膝神経節(しんけいせつ)」と呼ばれる神経の結節点に生涯にわたって潜伏し続けます。
通常は人体の免疫システムによって強固に抑え込まれていますが、過度の肉体疲労、精神的ストレス、睡眠不足、加齢、大病後の免疫力低下などが引き金となり、ウイルスが突然活動を再開(再活性化)します。増殖したウイルスが顔面神経やその周囲の神経組織に激しい炎症と浮腫(むくみ)を引き起こし、骨のトンネル内で神経が強く圧迫されることで、神経伝達が完全に遮断されて顔面麻痺が引き起こされるのです。
さらに、顔面神経のすぐ隣には聴覚や平衡感覚を司る「内耳神経(第VIII脳神経)」が併走しているため、炎症が波及するとめまい、難聴、耳鳴りといった複合的な障害を併発する点が、この疾患特有の病態メカニズムです。