視力検査のC=ランドルト環とは?仕組みや視力1.0の基準を徹底解剖

視力検査のC=ランドルト環とは?仕組みや視力1.0の基準を徹底解剖の疑問点について、専門知識を基に徹底解説します。

日本国内ではランドルト環が圧倒的なシェアを誇りますが、世界や特殊な受検対象に目を向けると、異なる視標が幅広く利用されています。それぞれの特徴と規格上の位置付けを整理しました。

視標の種類詳細・形状・測定対象国際規格・普及地域専門的な特徴と評価ランドルト環円環の一部(上下左右・斜め)に切れ目を入れた図形。全年齢・多言語対応。ISO 8596(国際標準)
JIS T 7305(日本産業規格)幾何学的に最も誤差が少なく、純粋な最小分離閾を計測可能。国際的な医学基準。スネル視標
(Snellen Chart)
オランダの眼科医スネルが1862年に開発。アルファベット(C, D, E, F, L, O, P, T, Z等)を配置。アメリカ・イギリスなど
欧米諸国で主流(20フィート測定)文字によって判読難易度に差が生じる欠点があるものの、欧米の臨床現場に深く定着。タンブリングE
(Eチャート)
アルファベットの「E」の開口方向(上下左右)を答える視標。非英語圏・発展途上国
世界保健機関(WHO)調査等文字が読めない小児や識字率の低い地域でも指差しで回答でき、判定が極めて容易。ひらがな・カタカナ視標「つ」「く」「へ」「ろ」「し」など、誤認しにくい単純な字形を採用した視標。日本国内の小児健診
就学時健康診断などランドルト環の方向指示が難しい3〜5歳児に有効。文字の学習度合に左右される点に注意。

オランダの眼科医ヘルマン・スネルが開発した「スネル視標」はアメリカ等で広く使われていますが、文字の認識には脳内のパターン認識能力が関与します。一方、エドムント・ランドルトが提唱したランドルト環は、純粋に目球の解像度(光学的な解像力)を抽出できるため、国際標準化機構(ISO 8596)において基準視標(Standard optotype)に指定されています。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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