Ps版Lainゲームはなぜ高い?相場10万超えの理由と再販の真相

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実際に本作をプレイした層や、高額で購入したユーザーはどのような評価を下しているのか。SNS、専門掲示板、レビューサイトに蓄積された長年の生々しい証言を検証すると、本作が持つ「唯一無二の毒性」が浮き彫りになります。

肯定派の意見として目立つのは、作品が放つ異常な没入感に対する畏怖です。「他人のパソコンを不正ログインして覗き見ているような背徳感がある」「精神を病んだ人間のカルテを耳元で朗読される体験は、どのホラーゲームよりも恐ろしい」といった声に象徴されるように、単なるエンターテインメントの枠に収まらない純文学や前衛芸術に近い衝撃を受けたとするレビューが多数を占めます。アニメ版では描かれなかった玲音の内面や家庭環境の生々しい歪みが、声優・清水香里氏の鬼気迫る演技によってディスク2枚組に凝縮されている点が高く評価されています。

一方で、ゲームとしてのプレイフィールに対しては極めて冷徹な声も少なくありません。「UIが独特すぎて目的のファイルを探すだけでストレスが溜まる」「BGMがほとんどなく、無機質な機械音と独白を聞き続ける作業は精神的に削られる」「ゲーム性を求めて買うと完全に肩透かしを食らう」という指摘は事実そのものです。爽快感や攻略の達成感を求める一般的なゲーマーにとっては、数十万円を投じる価値を見出すのが極めて困難なタイトルであることもまた事実です。

さらに近年、相場を決定的に狂わせたのが海外コミュニティにおける爆発的な再評価です。TikTokやRedditを中心としたZ世代の間で、2000年代前後のインターネット初期文化を再解釈する「Weirdcore」「Y2Kサイバーパンク」の潮流が席巻。その絶対的アイコンとして『serial experiments lain』のビジュアルが選ばれました。「アニメを見てゲーム版の存在を知ったが、母国では発売されていない」という北米や欧州の熱狂的なファンが、日本のヤフオクやメルカリに代理購入サービス経由で大挙して押し寄せ、円安も手伝って日本国内の在庫を根こそぎ買い漁ったことが、近年の価格暴騰に拍車をかけました。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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