命を脅かすケトアシドーシスとは?初期症状と原因・対処法を解説
命を脅かすケトアシドーシスとは?初期症状と原因・対処法を解説についての真相をお届けします。
健康志向やダイエットの文脈で耳にする「ケトーシス」と、医療現場で警戒される「ケトアシドーシス」。名前は似ていますが、その生化学的状態は明確に一線を画します。
糖質を制限した際に起こる生理的ケトーシスは、体内に適度な基礎分泌インスリンが存在し、血液のpHは弱アルカリ性に正常維持されています。一方のケトアシドーシスは、インスリン作用が完全に破綻している点が致命的な相違点です。制御弁を失ったエンジンが暴走するようにケトン体が野放図に作られ、血液が致命的な酸毒症に侵されます。
特に注意を要するのが、自己流の過度なケトアシドーシスを招く糖質制限の危険性です。糖尿病の既往がある方が炭水化物を極端に断つ行為や、水分・電解質の補給を怠る絶食に近い食事療法は、生理的ケトーシスの安全域を軽々と超え、病的なアシドーシスへと雪崩れ込むトリガーになり得ます。民間療法を安易に鵜呑みにせず、代謝のブレーキが利いているかを常に把握しなければなりません。