アブに刺されたら放置Ng!激痛・腫れを即抑える毒出し応急処置の完全版
アブに刺されたら放置Ng!激痛・腫れを即抑える毒出し応急処置の完全版に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。
初夏の山林や水辺で襲いかかる害虫といえば、アブ、ハチ(膜翅目)、そしてブヨ(ブユ科)が代表格だ。しかし、これら三者の攻撃様式と人体に及ぼす病態は全く異なる。ハチ(膜翅目)は尾端の毒針で皮膚を刺し込み、直接毒液を筋肉や皮下に注入する。刺された瞬間の激烈な痛みが特徴だ。これに対し、ブヨ(ブユ科)は皮膚を噛みちぎって吸血するが、体長が1〜5ミリ程度と小さく、吸血時の痛みは比較的鈍い。刺された翌日以降に猛烈な腫れと痒みがピークを迎える。
危険極まりないのがアブの被害だ。アブは体長が20〜30ミリ前後と大型で、噛まれた瞬間に激しい痛みを感じる。出血を伴い、即時型の発赤と数時間から翌日にかけて出現する遅延型の巨大な硬結(しこり)が混在する。放置すると局所の二次感染を引き起こし、蜂窩織炎(ほうかしきえん)へと重症化するリスクが高い。刺された瞬間に「どの昆虫による被害か」を見極め、適切な処置へと舵を切らなければならない。