時代劇の狂気を秘めた殺陣の巨星・若山富三郎が残した凄みと伝説
時代劇の狂気を秘めた殺陣の巨星・若山富三郎が残した凄みと伝説の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
実弟である勝新太郎との関係性は、日本映画界における最も刺激的で複雑な兄弟鷹の歴史だ。天衣無縫な天才肌の弟に対し、兄はどこまでもストイックに技を磨き上げる職人肌。時に互いの才能を認め合い、時に烈火のごとく対立した。
勝プロダクションの設立や東映での大ヒットシリーズ展開など、二人が歩んだ軌跡は日本映画の黄金期そのものである。東映の任侠映画や実録路線でも抜群の存在感を示した兄の演技は、弟・勝新太郎の『座頭市』と並び立つ、時代劇アクションの双璧として後世に語り継がれている。