ノーベル賞で日本人受賞に韓国の反応は?称賛と自虐が交錯する真相

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日本のインターネット掲示板やSNSでは、「韓国は日本のノーベル賞受賞を妬んでケチをつけているに違いない」というステレオタイプな言説が散見されます。しかし、現地の報道実態や世論調査を詳細に観察すると、これは明らかなミスリードであることが分かります。

実際のところ、韓国の知識人層やネットコミュニティにおいて、日本の受賞者を個人的に誹謗中傷する論調はほぼ皆無です。むしろ目立つのは、驚くほど徹底した「日本のアカデミズムに対するリスペクト」です。

例えば、青色LEDの開発で文化勲章およびノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏や赤﨑勇氏、天野浩氏、リチウムイオン電池の吉野彰氏、iPS細胞の山中伸弥氏などの業績に関しては、「泥臭い試行錯誤を何十年も重ねた信念の勝利」として韓国の理系教科書や科学番組で英雄的に紹介されています。韓国のメディアが批判しているのは日本ではなく、常に「結果だけを欲しがり、種をまくことを怠ってきた自国の政治家と官僚」なのです。

また、「韓国にはノーベル賞級の研究者が一人もいない」という認識も正確ではありません。クラリベイト・アナリティクス(旧トムソン・ロイター)が発表する「引用栄誉賞(ノーベル賞有力候補)」には、ペロブスカイト太陽電池のパイオニアである成均館大学の朴南圭(パク・ナムギュ)教授や、均一なナノ粒子合成に成功したソウル大学の玄沢煥(ヒョン・テクファン)ソウル大学碩座教授など、世界最高水準の業績を誇る韓国ノーベル賞候補者が複数名リストアップされています。個々の科学者の資質自体はすでに受賞圏内にあるものの、学術コミュニティ内での国際的な影響力や、ノーベル賞委員会に推薦・評価される「学派の層」がまだ十分に形成されていない点が受賞に至らない真因です。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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