なぜ覚えられない?ギターのドレミファソラシドが5分で丸暗記できる法則
なぜ覚えられない?ギターのドレミファソラシドが5分で丸暗記できる法則について押さえておきたい 事実を分かりやすい構成で解説いたします。
音楽教室や教則本で「まずはドレミファソラシドから」と言われ、軽い気持ちでネックを握ったものの、数日で挫折しかけた経験を持つ人は少なくありません。この現象が起きる根本的な理由は、「視覚的な直感性の欠如」にあります。
小学校の音楽室でおなじみのピアノは、鍵盤が「左に行けば低音、右に行けば高音」と完全に1次元の直線上で完結しています。黒鍵の隙間を見れば「ド」の位置は一目で特定でき、同じ高さの「中央のド」は鍵盤上に世界共通で1つしか存在しません。
対してギターの指板は、6本の弦(縦軸)と20数フレット(横軸)で構成される「2次元のマス目(マトリクス)」です。最大の特徴であり最大の壁となるのが、「全く同じ高さの音が指板上の複数箇所に存在する」という点です。例えば、標準的なチューニングにおいて「真ん中のド(C3〜C4)」を鳴らそうとした場合、以下の複数の選択肢が存在します。
- 5弦3フレット(最も標準的なローポジションのド)
- 6弦8フレット(同じ高さのドを太い弦で鳴らす位置)
- 4弦10フレット(ハイポジションのド)
ギター初心者が「ドはどこにあるの?」と混乱するのは、このように「正解の場所が1つではない」からです。さらに、白鍵と黒鍵のような色分けもなく、フレットと呼ばれる金属バーが等間隔に近い見た目で並んでいるため、視覚的な手がかりが極端に乏しいことも迷子になる要因となっています。しかし、この多層構造こそがギター特有の豊かな表現力や、同じメロディでも音色を変えて演奏できる自由度の源泉なのです。