虫歯じゃないのに歯が激痛!非歯原性歯痛の決定打と受診先の見分け方
虫歯じゃないのに歯が激痛!非歯原性歯痛の決定打と受診先の見分け方の注目されている理由を丁寧にまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
インターネット上にはびこる最大の危険な誤解は、「これだけ痛いのだから、痛む歯さえ引っこ抜いてしまえば確実に楽になる」という短絡的な思考です。これは絶対に避けてください。
過去の医療訴訟や学術症例でも、原因不明の激痛に耐えかねた患者が歯科医に強硬に抜歯を要求し、抜歯後に痛みが消失しないどころか、麻痺性疼痛(カウザルギーや有痛性三叉神経ニューロパチー)へと移行して一生涯にわたる激痛を抱えることになった事例が数多く存在します。歯を支える歯根膜には無数の知覚受容器が存在しており、抜歯という外科的破壊によって神経の断端が過敏化すると、もはや元の病因を取り除いても痛みが脳に焼き付いて消えなくなるのです。
もう一つの盲点は、群発頭痛の放散痛です。群発頭痛は「スカルプ・クラスター」とも呼ばれ、目の奥が焼けるように痛むことで知られますが、発作初期の数日間は「上あごの犬歯や小臼歯の鋭い痛み」として自覚されるケースが約2割にのぼります。耳鼻科や眼科、歯科をたらい回しにされる「ドクターショッピング」の典型例であり、痛みの発現が深夜決まった時間であることや、片側の目の充血・涙を伴わないかを慎重に自己チェックする必要があります。