教科書の肖像画は嘘?歴史上の人物イケメン真相と奇跡の古写真まとめ

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明治後期から大正時代にかけては、メディアの発達とともに「文化人の容姿」そのものが大衆の消費対象となり始めました。その頂点に位置したのが、芥川龍之介です。

頬杖をつき、遠くを見つめる芥川の写真を見たことがある人は多いでしょう。細く長い指先、無造作にセットされた豊かな黒髪、そしてどこか憂いを帯びた彫りの深い目つきは、大正アール・デコ期のモダニズムと見事に共鳴していました。友人であった菊池寛や室生犀星の回想録によれば、芥川が文壇に現れた際の女性読者からの熱狂は凄まじく、書斎には連日のようにファンレターが届いていたと記録されています。

同じく詩人の中原中也も、残されたポートレートが現代のSNSで頻繁にバズを生む人物のひとりです。つばの広い黒帽子を深くかぶり、大きな黒目でレンズを見つめる姿は、退廃的でありながら少年の無垢さを残しており、彼が紡いだ痛切な抒情詩の世界観そのものを体現しています。内面の繊細さと外見の造形美が不可分に結びついていた点こそ、大注文豪たちが今なお愛され続ける理由です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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