マーカス・セミエンの凄さとは?年俸や通算成績と鉄人の真髄に迫る

マーカス・セミエンの凄さとは?年俸や通算成績と鉄人の真髄に迫るに関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

今でこそ球界屈指の守備力を誇る二塁手として君臨するセミエンですが、ネット上のオールドファンや初期のデータを知るファンの間では「セミエンは守備が拙いのでは?」というイメージが語られることがあります。この噂の真偽を検証すると、そこにはMLB史に残る劇的な肉体改造と守備改革のドラマが存在していました。

オークランド・アスレチックスに移籍した2015年、正遊撃手を任されたセミエンはシーズン35失策という屈辱的な数字を記録しました。送球難と捕球の不安定さに苛まれ、一時はメジャー定着すら危ぶまれるほどの守備難に陥ったのです。彼を救ったのが、当時アスレチックスの内野守備コーチを務めていた名指導者、ロン・ワシントン(現エンゼルス監督)でした。

ロン・ワシントンは毎朝、試合前の早い時間からセミエンをグラウンドに呼び出し、膝をついた状態でのハンドリング練習や基礎的なゴロ捕球の特訓を何千本、何万本と課しました。公式記録や当時の密着ドキュメンタリーによると、セミエンはどれほど疲労していても弱音を吐かず、ワシントンのノックを受け続けたといいます。その結果、失策数は翌年から激減。打球に対する足の運びと正確なスローイング技術を完全にマスターしました。

そしてブルージェイズ移籍を機に二塁手へ転向すると、遊撃手として培った広い守備範囲と強肩が遺憾なく発揮され、守備指標のDRS(Defensive Runs Saved)やOAA(Outs Above Average)で常にリーグトップクラスを記録するエリート二塁手へと昇華したのです。「守備の穴」という過去の烙印を、自らの血の滲む努力によって「最大の武器」へと塗り替えた事実こそ、セミエンの真の凄みと言えます。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest