健康診断の「拘束性換気障害」とは?原因と再検査の重要性を解説
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肺が広がりにくくなる原因は、肺そのものの病変だけでなく、胸を取り囲む骨格や筋肉、神経の異常まで多岐にわたります。
最も警戒すべき疾患は、肺胞の壁(間質)に炎症や線維化が起こる間質性肺炎や特発性肺線維症(IPF)です。肺組織が徐々に硬く縮んでいくため、肺活量が著しく低下します。また、関節リウマチなどの膠原病に伴う肺病変、サルコイドーシス、過去の胸膜炎による癒着なども肺の伸展性を奪う原因となります。
一方で、肺組織自体には異常がない「胸郭外」の原因も少なくありません。高度な肥満によって内臓脂肪や胸壁の脂肪が横隔膜を押し上げている場合や、脊椎側弯症などの骨格変形、重症筋無力症やALSといった神経筋疾患によって呼吸筋が十分に働かない場合にも、同様に拘束性換気障害の数値が記録されます。