滋賀県の地図を徹底解剖!湖東・湖西・湖南・湖北の違いと全19市町村

滋賀県の地図を徹底解剖!湖東・湖西・湖南・湖北の違いと全19市町村の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

滋賀県の地理的特徴を理解するうえで、避けて通れないのが滋賀県地域区分湖東湖西湖南湖北の4エリア分類です。滋賀県庁の行政区分をはじめ、気象庁の天気予報や観光振興の現場でも日常的に用いられるこの区分は、単なる方角の割り振りではなく、地形と歴史がもたらした明確な境界線に基づいています。

まず、京都府に隣接する「湖南エリア」は、県庁所在地の大津市をはじめ、草津市、守山市、栗東市、野洲市、甲賀市、湖南市で構成されます。JR東海道本線(琵琶湖線)の快速・新快速が頻発し、京都駅まで10分〜20分前後で直結する利便性から、京阪神のベッドタウンとして人口集積が続いています。大型商業施設や工業団地が連なり、県内で最も経済活動が活発なゾーンです。

続いて「湖東エリア」は、彦根市、近江八幡市、東近江市、犬上郡(多賀町・甲良町・豊郷町)、愛知郡(愛荘町)、蒲生郡(日野町・竜王町)を指します。鈴鹿山脈の麓に広がる肥沃な近江盆地を擁し、歴史的な近江商人の発祥地や彦根城を抱える、まさに近江文化の中核です。製造業の集積地でもあり、名神高速道路沿いに巨大な物流拠点や工場が広がっています。

対照的な表情を見せるのが「湖北エリア」(長浜市、米原市)です。東海道新幹線が停車する米原駅を交通の結節点としつつも、北へ進むにつれて気候は日本海側に近くなり、豪雪地帯特有の生活様式が残ります。伊吹山を背景にした雄大な景観や、戦国時代の史跡が数多く点在する歴史ファン垂涎の地域です。

そして琵琶湖の西岸に細長く伸びる「湖西エリア」は、高島市および大津市北部(旧志賀町など)に該当します。背後に険しい比良山地が迫り、平地が極めて狭い地形であるため、手つかずの自然と澄んだ水辺景観が色濃く残っています。比良山地から吹き下ろす局地風「比良八荒(ひらはっこう)」でも知られ、冬季の降雪量は湖南エリアとは劇的な差を見せます。滋賀県地図わかりやすいイラストなどを見るとひと繋がりのリングに見える琵琶湖畔ですが、現地を訪れれば方角ごとに全く別の気候・風土が広がっていることが体感できます。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest