ガッテン流の膿栓の取り方とは?臭い玉を安全に落とすうがい法と予防策
ガッテン流の膿栓の取り方とは?臭い玉を安全に落とすうがい法と予防策についての真相を徹底解説します。
一方で、「取ると危ないなら、一生放置してもいいのか?」という疑問も生じます。臭い玉を放置するリスクと炎症の危険性についても正確に把握しておかなければなりません。結論から言えば、数ミリ程度の膿栓が数個存在するだけで、無症状であればそのまま放置しても生命に関わる事態にはなりません。前述の通り、時期が来れば食事や会話とともに自然嚥下され、胃酸によって完全に無害化されるからです。
しかし、過剰な蓄積を放置し、局所の慢性炎症が持続している場合は話が別です。細菌の巣窟となった陰窩から毒素が血流に乗って全身に回り、腎臓の糸球体に炎症を起こす「IgA腎症」や、掌や足の裏に無菌性の水疱が多発する「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」といった重篤な病巣疾患の引き金になるケースが臨床現場で報告されています。喉の異物感だけでなく、微熱が続く、関節が痛むといった兆候がある場合は、放置せず精査を受ける必要があります。
また、膿栓が頻繁にできる人の特徴と予防策を精査すると、明確な共通項が浮かび上がります。生まれつき扁桃の陰窩が深く複雑に入り組んでいる解剖学的素因に加え、最も重大な後天的要因が口呼吸と扁桃炎の関連性・最新動向です。
本来、鼻呼吸であれば鼻腔の加湿器・フィルター機能によって空気中のチリや乾燥から喉が守られます。しかし、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、口輪筋の弛緩によって口呼吸が常態化している人は、冷たく乾燥した外気が直接扁桃に吹き付けられます。喉の粘膜が乾燥すると唾液による殺菌・洗浄機能が著しく低下し、扁桃が慢性的な微小炎症を起こして陰窩の自浄作用が停止します。これにより細菌が爆発的に繁殖し、数日おきに膿栓が量産される環境が完成してしまうのです。