玉ねぎの苗の植え方で失敗しない!枯れ・不作を防ぐ深さと大玉育成術
玉ねぎの苗の植え方で失敗しない!枯れ・不作を防ぐ深さと大玉育成術の要点や背景を丁寧にまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
園芸店やホームセンターの店頭で束になって売られている抜き苗。ここでどんな苗を手に取るかが、春の収穫結果を決定づけます。「太くて立派な苗ほどよく育つ」という認識は、玉ねぎ栽培においては最大の落とし穴です。
良い苗の選び方と太さの基準
玉ねぎ苗の黄金サイズは「根元の茎の太さが5〜6mm(鉛筆の太さ程度)」です。長さは20〜25cm程度で、葉に厚みがあり、根が白くみずみずしいものを選び出します。
- 太すぎる苗(8mm以上):冬の寒さを経験する前に苗が一定以上の大きさに達していると、冬の低温に反応して花芽を形成してしまいます。その結果、春先にネギ坊主が出る「トウ立ち(抽苔)」を起こし、中心が硬くなって球が太らなくなります。
- 細すぎる苗(3〜4mm以下):冬の厳しい寒風や凍結に耐えられず、根付く前に干からびて冬枯れを起こします。
失敗しない土作りと苦土石灰の投入スケジュール
玉ねぎは酸性土壌を極端に嫌う作物です。土壌pHが5.5以下の強い酸性土壌では根の伸長が阻害され、肥料を吸うことができません。目標とする土壌酸度はpH 6.0〜6.5の弱酸性です。
植え付けの2週間前までに苦土石灰(または有機石灰)を1平方メートルあたり100〜150g散布し、深く耕しておきます。1週間前には完熟牛糞堆肥(1平方メートルあたり2kg)と化成肥料(N-P-K=8-8-8を100g程度)を投入して畝を立てます。未熟な堆肥を使用すると、越冬中にタマネギバエの幼虫が発生して根を食い荒らされる原因になります。
植え付け後の水やり頻度
畑栽培の場合、植え付け当日は根と土を密着させるためにたっぷりと底まで届く水やりを行います。しかし、それ以降は基本的に雨水のみで問題ありません。過剰な水やりは多湿を好む糸状菌を繁殖させ、根腐れを引き起こす要因となります。晴天が10日以上続き、土がカラカラに乾いている場合のみ、午前中に水やりを行ってください。