Jr東日本の自動運転はいつから?山手線・新幹線の現在と運転士廃止の真相
Jr東日本の自動運転はいつから?山手線・新幹線の現在と運転士廃止の真相とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
鉄道の自動運転を理解する上で欠かせないのが、国際基準として定められているGoA(Grade of Automation)レベルの区分です。JR東日本は、路線ごとの環境に合わせて最適なGoAレベルを設定し、実証実験を積み重ねています。
自動運転のレベル分けは、以下のように定義されています。
- GoA1(手動運転):運転士が目視と手動操作で運転し、自動列車停止装置(ATS)や自動列車制御装置(ATC)が安全をバックアップする従来の形式。
- GoA2(半自動運転):加減速や定位置停止をATOが自動で行い、運転士は前方の安全確認やドア開閉、緊急停止操作を担当(常磐線各駅停車、多くの地下鉄で実用化済)。
- GoA2.5(添乗員付きドライバレス運転):運転士免許を持たない係員(避難誘導やドア操作の訓練を受けた添乗員)が先頭車に乗務し、通常運行はシステムが完全自走。
- GoA3(無人運転・係員同乗):運転席以外の場所に係員が乗務し、緊急時の避難誘導等を担当。
- GoA4(完全無人運転):車内に乗務員が一切乗らない完全自動運転(ゆりかもめ、ポートライナーなど専用高架路線で先行導入)。
山手線で進められている実証実験では、E235系車両に高精度なATO装置と定位置停止制御装置(TASC)を搭載し、超過密ダイヤの中でも先行列車との間隔をミリ秒単位で計算しながらエネルギー効率の良い滑らかなブレーキング制御を行う検証が行われてきました。
一方、上越新幹線で用いられるE7系新幹線車両の実証実験では、時速200キロを超える超高速域からの自動減速制御や、遠隔操作指令所からの列車出発・緊急停止指示の遅延ゼロ通信試験が繰り返されています。高速鉄道における自動運転は世界でも前例が極めて少なく、JR東日本が世界をリードする技術領域となっています。