植松聖の獄中絵が放つ戦慄|漫画とイラストから読み解く心理と現在
話題沸騰中の 植松聖の獄中絵が放つ戦慄|漫画とイラストから読み解く心理と現在について、多角的な視点をご紹介しています。
植松聖のイラストや漫画がネット上で公開・拡散されるたび、SNSや匿名掲示板では強烈な拒絶反応とともに、ある種の不気味さが語り継がれています。
ネット上の生の声や反響を分類すると、主に二つの相反する感情が交錯していることが分かります。
第一に挙げられるのが、「画力に対する予想外の困惑」です。「もっと粗野で暴力的な殴り書きを想像していたが、予想以上に線が丁寧で驚いた」「普通に漫画が上手いのが逆に怖い」といった反応が散見されます。彼がかつて教育実習を経験し、一般的な若者文化に深く浸かっていた背景を知るユーザーほど、どこにでもいそうな青年のタッチで描かれる大量殺傷犯の思考に強い戦慄を覚えています。
第二に、そして圧倒的多数を占めるのが、「決定的な反省の欠如に対する憤りと嫌悪」です。ネット上では「19人もの命を奪っておきながら、可愛い絵を描いて社会と繋がろうとしている図々しさに吐き気がする」「絵を見れば見るほど、更生の余地が皆無であることがよく分かる」といった厳しい指弾が相次いでいます。技巧的な体裁を整えれば整えるほど、内面の空虚さと倫理観の崩壊が浮き彫りになるという逆説的な構図が、世間に拭い去れない嫌悪感を抱かせています。