木星に地面はあるのか?着陸不可能な理由と内部の超異世界を徹底解剖
木星に地面はあるのか?着陸不可能な理由と内部の超異世界を徹底解剖についての真相をご紹介します。
木星の代名詞ともいえるのが、南半球に浮かぶ巨大な渦巻き「大赤斑(だいせきはん)」です。地球が丸ごと1個すっぽり収まるほどの大きさを誇るこの模様の正体は、少なくとも数百年にわたって吹き荒れ続けている超巨大な高気圧性の嵐(反低気圧)です。
木星の大気成分を詳細に見ると、全体の約90%が水素、約10%がヘリウムで構成されており、微量成分としてメタン、アンモニア、硫化水素、水蒸気などが含まれます。木星の自転速度は極めて速く、地球の11倍もの大きさがありながらわずか約9時間55分で1回転します。この猛烈な自転エネルギーと内部から湧き上がる熱が合わさることで、赤道と平行に何本ものジェット気流が生まれ、時速数百キロメートルを超える暴風が吹き乱れる縞模様が形成されています。
大赤斑がなぜ赤褐色に見えるのかについては、大気深部のアンモニアやリン化合物、有機物が太陽の紫外線と化学反応を起こして変色しているという説が有力です。近年は大赤斑のサイズが徐々に縮小傾向にあることも確認されており、ダイナミックに変動し続ける大気活動は天文学者たちの熱い視線を集め続けています。