ハラミは赤身じゃない?カルビとハラミの違い&プロ直伝の焼き方を徹底解説

ハラミは赤身じゃない?カルビとハラミの違い&プロ直伝の焼き方を徹底解説の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。

かつて日本の焼肉店において、内臓系部位は一部の愛好家にのみ好まれる存在だった。しかし、1970年代から80年代にかけて焼肉業界に劇的な構造変化が訪れる。その立役者となったのが、高級焼肉店の代名詞である「叙々苑」をはじめとする名店の存在だ。当時、安価な内臓肉として処理されていたハラミを丁寧にいしづけ(仕込み)し、隠し包丁を入れて上質なタレと揉み込むことで、一躍メインメニューへと押し上げたのである。

この工夫により、ハラミはカルビやロースに並ぶ花形メニューとして定着した。全国焼肉協会の調査資料を振り返っても、平成から令和にかけてのヘルシー志向の波に乗る形で、ハラミの需要は急拡大を遂げた。かつて棄てる部位(放るもん=ホルモン)に近かった部位が、今や高級店でも入手困難な希少部位として扱われるようになったストーリーは、日本の外食産業における屈指の成功例である。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest