ボールペンのインクが出ない?残量あるのに書けない原因と復活裏ワザ
ボールペンのインクが出ない?残量あるのに書けない原因と復活裏ワザについて分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。
近年の筆記具市場で圧倒的なシェアを誇る三菱鉛筆の「ジェットストリーム」をはじめとする低粘度油性ボールペンは、従来の油性インクに比べて粘度が約分の1程度と低く、滑らかな書き心地を実現しています。しかし、その極めて高度な精密設計ゆえに、ユーザーからは「残量があるのに突然かすれる」「急に書けなくなった」という声が頻繁に寄せられます。
SNSや大手質問プラットフォーム、文具ユーザーコミュニティの声を調査すると、次のような現場特有の実情が浮き彫りになっています。
「ジェットストリームの0.38mmを愛用しているが、手帳の端にメモしようとすると突然インクが途切れて白い溝だけが残る」(30代会社員・手帳ユーザー)
「仕事でツルツルしたレシートや伝票にサインしようとした瞬間から、普通の紙にも全く書けなくなって焦った」(40代店舗スタッフ)
低粘度油性インクは、溶剤の蒸発速度が速く、ペン先クリアランスが極限まで狭められています。そのため、手のひらの皮脂が移った紙面や感熱紙の表面ワックスをペン先が拾うと、ボール表面が油膜で覆われ、紙との摩擦力を失ってボールが滑って(スリップして)回転を停止してしまいます。
ジェットストリームインク出ない事象が発生した場合、強く書き殴るのではなく、前述の「ティッシュペーパー上での軽い筆記」または「無水エタノールでの脱脂」を行うことで、ボール表面の油膜が剥離し、再び安定したインク供給が戻るケースが多発しています。