上司に「了解」はなぜNg?承知・かしこまりましたの違いと正しい敬語
上司に「了解」はなぜNg?承知・かしこまりましたの違いと正しい敬語の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
ビジネスシーンで頻出する「了解」という言葉ですが、そもそもどのような意味構造を持っているのでしょうか。漢字の成り立ちを紐解くと、「了」は「物事の終わり」や「はっきりとさとる」を意味し、「解」は「もつれた糸をほどく」「物事の筋道や意味を理解する」を指します。つまり「了解」とは、物事の内容や趣旨、相手の事情をしっかりと飲み込んで納得することを表す言葉です。
歴史的には、無線通信や警察・軍事用語における「了解(Roger / Copy that)」という受信用語として広く定着してきました。相手から送られてきた情報を受信し、内容を完全に把握したことを端的に伝えるための機能的な伝達用語として発展してきた背景があります。そのため、言葉そのものには本来、上下関係を規定する強い上下意識は含まれていませんでした。