安倍晋三元首相の難病と2度の辞任劇|潰瘍性大腸炎の真実と闘病の記録
安倍晋三元首相の難病と2度の辞任劇|潰瘍性大腸炎の真実と闘病の記録の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。
安倍元首相の持病として広く知られることとなった潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が生じ、潰瘍やびらん(ただれ)が多発する原因不明の疾患です。厚生労働省が定める難病指定基準を満たす「指定難病97」に分類され、根治療法はいまだ確立されていません。
主な潰瘍性大腸炎症状には、激しい腹痛を伴う頻回の下痢、血便、発熱、貧血、著しい体重減少などがあります。重症化すると1日に数十回もトイレに駆け込まざるを得ず、夜間も睡眠を阻害される過酷な状態に陥ります。外見上の変化が分かりにくいため、周囲から「単なる下痢や腹痛」「精神的なプレッシャー」と誤解されやすい点も、患者の精神的孤立を深める要因となっています。
安倍元首相は中学3年生の修学旅行時に初めて激しい下痢と血便に見舞われて以降、実に50年以上にわたりこの疾患と共存していました。成蹊大学時代や神戸製鋼所勤務時代、そして代議士へと転身した後も、プレッシャーがかかる局面で幾度となく悪化を繰り返していたことが、のちの安倍晋三闘病記や手記で生々しく明かされています。