お尻移動のシャフリングベビーとは?発達障害の誤解と歩く時期の真相
お尻移動のシャフリングベビーとは?発達障害の誤解と歩く時期の真相の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
シャフリングベビーの特徴として最も顕著なのは、移動の主軸が「座位」にある点です。一般的な乳幼児は、首すわり、寝返り、お座り、腹ばい(ずり這い)、四つ這い(ハイハイ)、つかまり立ち、そして独歩という段階を踏みます。これに対し、シャフリングベビーはお座りの姿勢が極めて安定したあと、うつ伏せの姿勢をとることを極端に嫌がり、床にお尻をつけたまま片足または両足、あるいは両手を器用に使って床を滑るように前進・後退します。
臨床的に観察される共通点には、以下のような明確な傾向が存在します。
第一に、うつ伏せ(腹臥位)に対する強い拒絶反応です。生後数か月の頃からタミータイム(うつ伏せ遊び)を嫌がって泣き叫ぶケースが多く、仰向けからうつ伏せへの寝返りをあまり好まない傾向が見られます。第二に、足の裏が床に触れることへの過敏さや、脇の下を支えて立たせようとした際に足を折り曲げて体重をかけようとしない「下肢の支持性の弱さ」です。これにより、同月齢の乳児がこぞって行うシャフリングベビーのつかまり立ちへの移行が数か月から半年ほど遅れることになります。
一方で、手先の器用さ(微細運動)や言語理解、視線の一致、他者への情緒的な反応といった精神・知能面の発達は極めて順調であることがほとんどです。座ったまま両手を自由に使えるため、指先を使った細かいおもちゃ遊びやお絵描きなどを同年齢の平均以上に巧みにこなす場面も珍しくありません。