ナスの天ぷらが劇的サクサクに!ベチャつく理由とプロ直伝の揚げ方
ナスの天ぷらが劇的サクサクに!ベチャつく理由とプロ直伝の揚げ方に関する最新の話題を丁寧に解説いたします。
ナスの水分対策を万全にした後に待ち構える関門が、「衣の配合」と「油の温度管理」です。家庭の天ぷらで頻発する「衣が剥がれて素揚げになってしまうトラブル」は、ナスのツルツルとした皮や水分によって衣が滑り落ちることが原因です。これを防ぐためには、衣をつける直前の「薄い打ち粉(薄力粉)」が欠かせません。茶こしなどを使ってナスの両面に極薄く小麦粉をまぶすことで、糊(のり)の役割を果たし、衣がピタリと密着します。
プロが推奨するサクサク衣の黄金比率は、小麦粉(薄力粉)100gに対して、冷水150ml、卵黄1個分(または全卵1/2個)です。さらに家庭で失敗を防ぐ裏ワザとして、水の分量のうち大さじ1杯程度を冷えた日本酒または酢に置き換える、あるいは片栗粉を10%程度ブレンドする手法が極めて有効です。グルテンの形成を阻害し、衣の内部に細かい気孔が生まれるため、驚くほど軽やかな食感が持続します。粉を水に合わせる際は、決して泡立て器で練り上げてはいけません。菜箸で「の」の字を書くように十数回突く程度にとどめ、ダマが残っている状態でストップするのが鉄則です。
油の温度は、衣を少量落とした際に「底まで沈まず、中間あたりから勢いよく浮き上がってくる」状態が175〜180℃の目安です。投入時は、まず皮目を下にして油に入れます。ナスを一度に大量投入すると急激に油温が下がり、ベチャつきの引き金となるため、鍋の表面積の半分程度にとどめるのが鉄則です。引き上げる直前の5秒間だけ火力を強めて油のキレを良くし、バットに立てかけるようにして油を落とすことで、驚異的なクリスピー感が完成します。