ミライOn図書館の知られざる裏ワザ!新時代の活用術を徹底解剖
ミライOn図書館の知られざる裏ワザ!新時代の活用術を徹底解剖の特集記事をご紹介します。最新トレンドが詰まっています。
この施設が全国の都市計画関係者から熱い視線を浴び続ける最大の理由は、その生い立ちにある。老朽化に伴う移転問題を抱えていた長崎県立長崎図書館と、新たな拠点形成を模索していた大村市立図書館が手を取り合い、国内初となる「長崎県・大村市一体型図書館整備事業」として結実したのだ。二重行政の無駄を排し、スケールメリットを最大限に引き出すという意欲的な挑戦である。
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設計を手掛けたのは、公共建築で名高い佐藤総合計画。県立と市立という異なる組織と蔵書体系をひとつの器に収めるため、フロア構成には緻密なロジックが組み込まれた。1階から2階へと流れるように連続する閲覧エリアは、緩やかなスロープや吹き抜けを介してシームレスにつながり、利用者は自分が今どちらの蔵書を手に取っているのかを意識することなく、広大な知の海を回遊できる。複合型文化施設・公共建築のひとつの到達点として、建物そのものが語りかけてくるような迫力がある。