「マグロは止まると死ぬ」は本当か?泳ぎ続ける理由と睡眠の謎を解剖

「マグロは止まると死ぬ」は本当か?泳ぎ続ける理由と睡眠の謎を解剖について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

Q1:マグロを自宅の水槽や大型アクアリウムで個人飼育することは可能ですか?
A1:一般家庭での飼育は事実上不可能です。マグロの飼育には、最低でも数メートル以上の直線距離と、角がない円形またはドーナツ型の巨大水槽、さらには時速数十キロで衝突しても衝撃を逃がす設備が必要です。また、莫大な酸素供給設備と大量の給餌、水質維持にかかる電気代だけでも月数百万円規模に達するため、専門の水族館や研究施設以外での維持は現実的ではありません。

Q2:一本釣りで釣り上げられたマグロは、海から出た時点で即死しているのですか?
A2:海から引き上げられた直後に即死しているわけではありませんが、激しい暴れと空気中での呼吸不能によって急速に酸欠状態へと向かいます。さらにマグロは、釣り上げられる際の強烈なファイト(抵抗運動)によって筋肉内に急激な乳酸と高熱が発生します。これを放置すると「ヤケ」と呼ばれる身の肉質劣化を引き起こすため、漁師は釣り上げた直後にエラや尾の血管を切り、速やかに血抜きと延髄締めを行って絶命させ、冷水で冷却します。

Q3:マグロが海の中で口を開けたまま泳いでいて、お腹に海水が大量に入り込まないのですか?
A3:入り込みません。マグロが口を開けて泳ぐとき、口から入った海水は食道へは入らず、すべて喉の左右にあるエラ蓋の隙間へとスムーズに抜けていく流路が形成されています。口とエラが直結したベンチュリ管(細い流路を通ることで流速が増す構造)のようになっており、効率よく酸素だけをエラ表面の毛細血管へと届けて海中へ排水しています。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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