プロ直伝!ベンチの描き方とパース・質感表現の完全攻略法

話題沸騰中の プロ直伝!ベンチの描き方とパース・質感表現の完全攻略法について、多角的な視点を整理して公開しています。

「アタリを取って描いたはずなのに、キャラクターがベンチから滑り落ちそうに見える」「全体的に平面的で立体感がない」という違和感は、描き込みの不足ではなく構造理解の欠如から生まれます。背景イラストにおいてベンチを安定して描くための決定的なコツは、いきなり細部の板や脚を描き始めるのではなく、まず空間内に「透明な直方体の箱(バウンディングボックス)」を配置することです。

特に見落とされがちなのが、ベンチ単体ではなく「座る人間のスケール」との整合性です。一般的な大人の膝下の長さは約40〜45cmであり、ベンチの座面高もこの数値に合わせて設計されています。キャンバス上に消失点(VP)とアイレベル(EL)を設定したら、まず座面高40cm前後の直方体を2点透視または3点透視で立ち上げ、その箱を基準に背もたれやスリット状の板を削り出していく手順を踏むことで、パースの狂いを完全に防ぐことができます。

また、ベンチの脚が地面と接する部分にできる「オクルージョンシャドウ(光が届かない極小の強い影)」を抜かりなく描き込むことも重要です。接地部分にしっかりとした濃い影を落とすだけで、オブジェクトが宙に浮いたような不自然さを即座に解消できます。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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