大人の手足口病はなぜ重症化する?初期症状と発疹の経過・対処法
大人の手足口病はなぜ重症化する?初期症状と発疹の経過・対処法について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。
「子どもの病気なのに、なぜ大人の方が重症化するのか」という疑問に対し、感染症専門医や臨床現場からは「成熟した免疫系による過剰な生体防御反応(サイトカインの放出)」が指摘されています。
手足口病の原因となる主なウイルスは、エンテロウイルス属のコクサッキーウイルスA6(CA6)、A16(CA16)、エンテロウイルス71(EV71)など複数存在します。子どもの未熟な免疫系に比べ、大人の発達した免疫システムは侵入したウイルスを激しく攻撃するため、局所の炎症反応が極めて強く現れます。
さらに、近年主流となっているコクサッキーウイルスA6型は、従来の手足口病よりも発疹が大きく広範囲に出現し、有痛性の水疱を形成しやすい特徴を持ちます。大人は体重が重く、足裏に強い荷重がかかるため、足底にできた水疱が圧迫されて「針の上を歩いているような激痛」を引き起こし、物理的に歩行が困難になる事例が後を絶ちません。