都市伝説バックルームの正体とは?元ネタの実在場所や危険な階層を徹底解説

都市伝説バックルームの正体とは?元ネタの実在場所や危険な階層を徹底解説とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

バックルームの物語は、2019年5月に海外の大手匿名掲示板「4chan」の超常現象板(/x/)に投稿された1枚の写真と、それに添えられた短いテキストから幕を開けました。投稿者は「見ているだけで不安になる不穏な画像」を募集し、そこに寄せられたのが、何もない黄土色の部屋が延々と続くあの象徴的なビジュアルでした。

設定の核となるのが、ゲーム用語に由来する「Noclip(ノークリップ)」という現象です。現実世界の壁や床の境界線に物理的な不具合が生じ、すり抜けて落ちてしまうことで、人はこの異空間へと強制転送されます。約6億平方マイル(地球の表面積の約3倍)にも及ぶランダムに区切られた無人のオフィス空間が広がり、そこには出口が存在しないとされています。

この世界観が急速に人々の心を掴んだ背景には、リミナルスペース(Liminal Space)と呼ばれる心理的視覚効果があります。学校の廊下や深夜のショッピングモール、無人の地下駐車場など、「本来は人がいるはずの通過点」から人間が完全に排除された空間に対して、脳が覚える郷愁と恐怖。バックルームはこのリミナルスペースの概念を巧みにホラーエンターテインメントへと昇華させた金字塔といえます。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest