糸が消える!たてまつり縫いの正しい縫い方とプロの裾上げ補修術

糸が消える!たてまつり縫いの正しい縫い方とプロの裾上げ補修術に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。

手芸や縫い物の世界において、「まつり縫い」という言葉は広義の布端始末全般を指します。その中でも代表的な技法が「斜めまつり縫い」と、今回取り上げる「たてまつり縫い」です。斜めまつり縫いは針を斜めに進めるため縫うスピードが出やすい反面、裏側の糸目が斜めに走りやすく、薄手の生地では表に響きやすいデメリットがあります。

一方、たてまつり縫いは、折り返した布端に対して針を垂直(たて)に刺し入れ、下の生地の糸を1〜2本だけすくって縫い進める技法です。糸が生地に対して垂直に通るため、表側には小さな「点」としてしか現れず、遠目からは完全に糸が消えて見えます。「日本和裁士会」が受け継ぐ着物の仕立てはもちろん、「日本手芸普及協会」が教授する洋裁の現場でも、仕上がりの美しさを追求する上で欠かせない基本技術とされています。

日本のブライダルファッション界を牽引した桂由美氏のドレスメイキングをはじめ、「アパレル・手芸業界」の最前線でも、見えない部分の丁寧な手仕事が服の美しいシルエットを支えてきました。歴史ある「和裁・洋裁」の知恵が詰まったこの縫い方は、現代の日常着のお手入れにおいても最高峰の仕上がりを約束してくれます。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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