母・田部井淳子の祈りを継ぐ田部井進也の現在と富士登山の真実
母・田部井淳子の祈りを継ぐ田部井進也の現在と富士登山の真実の特集記事を解説します。役立つ情報が満載です。
東日本大震災の被災地支援として始まった「東北の高校生富士登山プロジェクト」は、田部井家にとって特別な意味を持つライフワークである。震災で心に深い傷を負った東北の若者たちに、日本一の富士山頂から新しい一歩を踏み出してほしい。母が生前、病と闘いながら立ち上げたこの取り組みを進也氏は揺るぎない覚悟で引き継いだ。
「山は逃げないが、高校生の貴重な時間は今しかない」。進也氏は毎夏、高校生たちと歩幅を合わせ、砂利を踏みしめながら八合目、九合目へと導く。高山病に苦しみ、涙を流しながらも頂上に立った高校生たちの表情は一変する。苦難を乗り越えた達成感こそが生涯の糧となる。かつての参加者が今度はサポートスタッフとして後輩を支える美しい循環が生まれている。