中国で爆進するサイゼリヤ「萨莉亚」!現地で愛される理由と真実

中国で爆進するサイゼリヤ「萨莉亚」!現地で愛される理由と真実の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

サイゼリヤが中国大陸への第一歩を踏み出したのは2003年12月の上海1号店に遡る。当時、外食産業における「洋食」といえば高級ホテルのレストランか高価格帯のステーキハウスが主流であり、一般庶民が日常的にパスタやピザを口にする文化は定着していなかった。進出初期は食材の現地調達ルートの未整備や日中の食習慣の違いに直面し、赤字店舗を抱える試行錯誤の時期が続いた。

転機となったのは、自前主義を貫いた徹底的なコールドチェーンの構築とセントラルキッチンの稼働だ。上海および広州に大規模な自社工場を立ち上げ、野菜の契約栽培からドレッシングの製造、パスタソースのパッキングに至るまでを自社管理下に置いた。これにより、日本国内と遜色ない品質管理と劇的な原価低減を両立させる体制が整った。

サイゼリヤ公式決算資料およびIR開示資料の推移を辿ると、海外事業(主に上海、広州、北京の現地法人)の営業利益率は15%〜20%前後で推移しており、日本国内事業の利益水準(3〜5%前後)を遥かに凌駕する。日本国内で培った製造小売業(SPA)モデルを海外へ移植し、人件費やテナント料が高騰するメガシティにおいても高回転・高収益を実現するビジネスモデルを完成させたことが、サイゼリヤ中国展開の経緯における最大の勝因である。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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