愛犬のまつげが異常に長い理由は?切っていいのかと潜む病気サイン
愛犬のまつげが異常に長い理由は?切っていいのかと潜む病気サインの基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
愛犬の目にまつげが刺さっているのを発見した際、ピンセットを持ち出して飼い主自ら抜こうとする行為は極めて危険です。犬のまつげを抜く対処法としてセルフケアは絶対に推奨されません。犬が突発的に動いて眼球を突き刺す大事故につながる上、毛根が残ったまま途中でちぎれた毛はより硬く尖った状態で再生し、角膜損傷を深刻化させるためです。
目の違和感に気づいた際は、設備と専門知識の整った動物病院での眼科検査を受診するのが唯一の安全策です。病院では細隙灯顕微鏡(スリットランプ)を用いた微細構造の確認、フルオレセイン染色試験による角膜の傷のチェック、シルマー涙液検査などを通じて原因を特定します。
眼科処置における犬の睫毛乱生の治療費の目安は以下の通りです。
・一時的な医療用抜毛処置:1回あたり約1,000円〜3,000円(再発するため定期的な通院が必要)
・毛根の電気分解・凍結手術(永久脱毛):片眼あたり約20,000円〜60,000円(鎮静または全身麻酔が必要)
・異所性睫毛の切除手術:麻酔・処置・内服薬込みで約50,000円〜150,000円
軽度の単発的な毛であれば定期的な抜毛でコントロールできる場合もありますが、本数が多い場合や異所性睫毛の場合は、角膜が修復不能なダメージを受ける前に外科的処置を行う判断が下されます。