織田信長の身長は何センチ?甲冑と史料が暴く180Cm説の真相
織田信長の身長は何センチ?甲冑と史料が暴く180Cm説の真相の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
信長の身体サイズを割り出す上で、最も雄弁な物証となるのが織田信長所用の甲冑です。 愛知県指定文化財をはじめ、各地に伝来する信長ゆかりの甲冑(南蛮胴具足など)の胴部や草摺(くさずり)の寸法を専門家が検証した結果、着用者の身長は165cm前後から最大で168cm程度と算出されています。甲冑は命を預ける完全オーダーメイドの防具であり、体格に合わないサイズを着用すれば命取りになります。極端な寸法誤差はあり得ません。 さらに注目すべきは、胴回りの細さです。甲冑の胴回り実寸から推定される信長の体重は約58kg〜62kg。極めて贅肉が少なく、引き締まった体幹を持っていたことがうかがえます。 天正11年(1583年)、羽柴秀吉が信長の一周忌法要のために名工・康清に命じて造立させた京都・大徳寺総見院の「織田信長坐像」も貴重な手がかりです。この木像は生前の信長の容貌や体躯を忠実に再現した「等身大」と伝わっており、坐高から逆算した立ち姿の推定値もやはり約166cm前後を示しています。物証と彫刻の両面から、同一のレンジが導き出されているのです。