「薄口は味が薄い」は大誤解!濃口醤油との決定的な違いと使い分け

「薄口は味が薄い」は大誤解!濃口醤油との決定的な違いと使い分けを徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを分かりやすく展開します。

日本醤油協会や大手醸造メーカーの公開データをもとに、薄口醤油と濃口醤油の決定的なスペック差を構造化しました。醤油の味わいを左右する「全窒素分(うま味成分の指標)」や熟成期間にも、明確な設計思想の違いが存在します。

比較項目濃口醤油(代表格:キッコーマンなど)薄口醤油(代表格:ヒガシマルなど)編集部の分析・調理現場での評価塩分濃度(食塩相当量)約15〜16%約18〜19%薄口の方が塩分が高い。同量使うと塩分過多になるため注意が必要。全窒素分(うま味指標)1.5%以上(特級基準)1.15%以上(特級基準)濃口は単体で濃厚なうま味を持つ。薄口は出汁の風味を引き立てる黒子役。主原料と醸造の特徴大豆:小麦がおよそ1:1大豆・小麦に加え、米や甘酒を使用薄口は米由来の糖分が加わり、塩角を和らげたまろやかな後味を作る。発酵・熟成期間約6〜8ヶ月以上約3〜5ヶ月(低温発酵)熟成が長い濃口は芳醇な香気成分が形成され、薄口は香り控えめ。国内シェア(出荷量)約80%以上(全国標準)約10〜13%(西日本中心)全国流通の標準は圧倒的に濃口。東日本では薄口を常備しない家庭も多い。

JAS規格による醤油の種類は、この「濃口」「淡口(薄口)」に加え、大豆中心で濃厚な「たまり醤油」、一度出来上がった生醤油で再び麹を仕込む「再仕込み醤油」、小麦を主原料として極限まで色を薄くした「白醤油」の計5種類に大別されます。市場の8割を占めるキッコーマン濃口醤油と、西日本の台所を牽引するヒガシマルうすくち醤油は、この規格分類の頂点に君臨するツートップと言えます。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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