お通夜と告別式の違いとは?参列基準や香典マナー・日程の流れ解説
お通夜と告別式の違いとは?参列基準や香典マナー・日程の流れ解説について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご覧ください。
ネット上のマナー情報には時代遅れの慣習や極端な記述も散見されます。現場の実情に即した正しいマナーを整理します。
服装マナーの落とし穴:通夜の「平服」と告別式の「喪服」
「通夜には喪服を着ていくと不幸を予期していたようで失礼」という言説は、昭和初期までの名残です。現代では、お通夜・告別式ともに「準喪服(ブラックスーツ・ブラックフォーマル)」を着用するのが最も無難で標準的です。ただし、仕事先から直接通夜へ駆けつける場合に限り、ダークグレーや濃紺のビジネススーツ(略喪服)でもマナー違反にはなりません。光沢のあるネクタイピンや時計、金具の目立つベルト、派手なアクセサリーは外します。
葬儀マナーにおける数珠の持ち方
数珠は座席に置いたりバッグからぶら下げたりせず、歩行時や待機時は「左手で房を下にして持つ」のが基本です。合掌の際は両手の手のひらを合わせ、親指と人差し指の間に数珠を掛けます。なお、数珠の貸し借りは仏教上「功徳の譲渡」にあたらずマナー違反とされるため、忘れた場合は無理に借りず、数珠なしで素手で合掌します。
宗派で迷わない焼香の基本作法
焼香の回数は宗派によって異なります(曹洞宗・臨済宗は1〜2回、真言宗は3回、浄土真宗本願寺派は押しいただかず1回など)。しかし、会葬者が多い式場では回数に固執する必要はありません。「右手の親指・人差し指・中指の3本で抹香をつまみ、額の高さに押しいただいてから静かに香炉にくべる(1回〜2回)」という基本所作を心を込めて行えば、どの宗派であっても失礼にはあたりません。