モップ犬コモンドールの真実|ドレッド毛の秘密と飼育難易度を徹底解剖
モップ犬コモンドールの真実|ドレッド毛の秘密と飼育難易度を徹底解剖に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。
コモンドールを家族に迎える上で、最大の物理的関門となるのが被毛の特殊管理(グルーミング)です。
生後8〜10ヶ月頃から下毛(アンダーコート)が抜け落ちて上毛(オーバーコート)と絡まり始め、徐々にコード状(ドレッド)の束を形成していきます。ここで一般の愛犬家が最も驚くのが、「コモンドールにスリッカーブラシやコームを使ってはいけない」という鉄則です。
ブラシを入れるとせっかくのコードが破壊されて巨大な綿毛の毛玉になってしまうため、飼い主は定期的に指先を使って毛束を1本1本適切な太さに割いていく「コード分け作業」を手作業で行わなければなりません。
さらに過酷を極めるのがシャンプーと乾燥のプロセスです。
- シャンプー作業:水が被毛の奥まで浸透しにくいため、浴槽にお湯を溜めて揉み洗いを行う必要があり、洗い流すだけでも1〜2時間を要する。
- 乾燥(ドライ):コードが水分を強烈に吸い込むため、タオル数十枚と高出力の業務用ブロアーを駆使しても完全に乾燥させるまでに半日(8〜12時間以上)かかるケースが日常茶飯事。
生乾きのまま放置するとコード内部でカビや雑菌が繁殖し、強烈な異臭や重度の皮膚病の原因となります。トリミングサロンでもコモンドールに対応できるプロトリマーは日本国内にほんのわずかしか存在せず、飼い主自身が膨大な時間と労力を捧げる覚悟が問われます。