割れた器を漆で紡ぐ異才、堀道広が語る金継ぎの奥義と漫画の美学
割れた器を漆で紡ぐ異才、堀道広が語る金継ぎの奥義と漫画の美学の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
堀道広氏の歩んできた軌跡は、極めて独特だ。美大在学中から本漆に触れ、卒業後は陶磁器修復の第一線で実用的な技術を身につけた。その一方で、伝説的な漫画誌の遺伝子を継ぐ青林工藝舎などを拠点に、人間の滑稽さや物哀しさをコミカルに描く作品を発表。出版業界に「漫画家にして金継ぎ修復家」という唯一無二のポジションを築き上げた。
「静の工芸」と「動の漫画」。一見すると対極にある二つだが、彼のなかではしっかり繋がっている。日常の失敗や不完全さを愛でるサブカルチャー漫画の眼差しは、割れた器の傷を価値ある美へと変身させる修復の姿勢と見事に共鳴しているのだ。