映画サタデー・ナイト・フィーバーの真相|名曲と意外な結末を徹底解剖

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本作のストーリーを「ダンス大会で優勝して成功を掴むシンデレラストーリー」と記憶している人は少なくありません。実際のサタデーナイトフィーバー あらすじを紐解くと、そこには極めてシリアスで重厚な現実が描かれています。

19歳のトニー・マネロは、ブルックリンの小さな塗料店で働く平凡な青年。家庭では失業中の父からの暴力やプレッシャーに晒され、うだつの上がらない日々に苛立っています。しかし、土曜の夜だけはディスコ「2001オデッセイ」に繰り出し、フロアの誰もが憧れるダンスキングとして君臨していました。トニーは、マンハッタンで働く洗練された年上の女性ステファニーと出会い、ペアを組んで高額賞金のダンス大会を目指すことになります。

ここからが映画 サタデーナイトフィーバー 結末 ネタバレとなります。二人は見事なパフォーマンスを披露し、コンテストで優勝を果たします。しかし、トニーはそのトロフィーを受け取りません。自分たちよりも明らかに優れたプエルトリコ人ペアがいたにもかかわらず、白人優遇の人種的偏見によって自分たちが選ばれたことに気づいたためです。トニーはトロフィーをプエルトリコ人ペアに譲り渡し、フロアを後にします。

さらにその夜、妊娠した恋人との将来に絶望していた親友のボビーが、仲間たちの無責任ないじりの中でヴェラザノ・ナローズ橋から落下して命を落とします。己の無力さとブルックリンという街の閉塞感に打ちのめされたトニーは、夜明けの地下鉄に乗り、マンハッタンに住むステファニーの部屋を訪れます。「恋人としてではなく、友達としてやり直したい」と告げるトニー。二人が静かに手を取り合い、新しい人生へ向けて第一歩を踏み出す場面で物語は幕を閉じます。華やかなディスコの喧騒とは対照的な、静謐でほろ苦い幕切れです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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