帯刀とは?たいとう・たてわきの違いと庶民に許された条件の真相

帯刀とは?たいとう・たてわきの違いと庶民に許された条件の真相とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

Q1:「帯刀」という苗字を持つ人の先祖は、必ず戦国武将や高名な武士だったのですか?
A1:一概に武将とは限らない。古代の官職である「春宮坊帯刀舎人(皇太子の身辺警護官)」の流れを汲む家系か、中世に武勇を示す通称(武者名)として帯刀(たてわき)を名乗り、それが明治の平民苗字必称令でそのまま戸籍姓として定着した家系が多い。したがって武家出自の可能性は高いが、朝廷の警護武官や神職にルーツを持つケースも確認されている。

Q2:江戸時代、農民が護身用に脇差を持つ際も藩への申請が必要だったのですか?
A2:旅行時の携帯には「道中手形」や村役人(名主・庄屋)の証明が求められるのが通例だった。屋敷内での防犯用具としての保管は原則として黙認されていたが、公の場や城下町へ出る際には、身分を逸脱した過度な刃渡りの刀剣を持たないよう町触れ等で厳しく監視されていた。

Q3:実家の蔵から登録証のない古い日本刀が出てきた場合、どう対処すればよいですか?
A3:決して勝手に持ち運んだり売却したりしてはならない。刀身と鞘を現状のまま保持し、所轄の警察署の生活安全課に連絡を入れて「刀剣類発見届出書」を提出する。その後、各都道府県の教育委員会が主催する「登録審査会」に持ち込み、美術品としての価値が認められれば「銃砲刀剣類登録証」が正式に交付され、合法的に所持や売却が可能になる。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest