浴衣はどっちが前?男女共通の正しい着方と絶対に左前がダメな理由
浴衣はどっちが前?男女共通の正しい着方と絶対に左前がダメな理由について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。
外出先で歩き回ったり、電車の座席に腰掛けたりしているうちに、衿元がだらしなく開き、胸元が露出してしまうトラブルは日常茶飯事です。焦って表に出ている衿を無理やり引っ張ると、余計に着崩れが悪化してしまいます。現場ですぐに実践できる緊急レスキュー法を頭に入れておきましょう。
女性の場合:身八ツ口(みやつくち)からのアプローチ
女性の浴衣には、両脇の袖の下に「身八ツ口」と呼ばれるスリット状の穴が空いています。衿元が緩んできたら、女子トイレなどの個室に入り、左脇の身八ツ口から右手を差し入れます。内側にある「下前(右衿)」の布端をぐっと下方向へ引っ張ると、内側の衿がぴんと張ります。その後、外側にある「上前(左衿)」の布端を左手で軽く下に引いて整えれば、帯を解くことなくわずか10秒で胸元のたるみを解消できます。
男性の場合:帯下からの引き下げ
男性の浴衣には身八ツ口がありません。そのため、衿元がはだけてきたときは、角帯の少し下から左右の身頃の裾をそれぞれ下に向かって軽く引っ張ります。その際、右前(内側が右、外側が左)の交差が崩れていないかを必ず指先で確認し、帯の結び目が背中の中心からやや右か左に少しずれた「粋な位置」にあるかを併せてチェックするのが身だしなみの秘訣です。